発電所 操業グループ

 中山 直人

 平成10年入社
 工業高校電気科に在籍していた事もあり、電力に関わる仕事をしたいと考えていました。当時の高校の恩師の進めで、戸畑共同火力という会社を初めて知りました。当時はどのような会社であるか正直わかりませんでしたし、就職希望するかどうか非常に悩みましたが、発電所のオペレータ業務という内容に引かれ、「受けてみるか」と半分興味本位で受験しました。実際に入社してみて感じた事は、諸先輩方がとても暖かく迎え入れてくれたこと。社員もそんなに多くはありませんし、会社の雰囲気にはすぐに慣れました。


 今考えてみて思う事として、どの会社でも言えることですが、日々の努力や学ぶ意思がなければ務まらない会社であり、覚える内容も沢山あります。ですが、その分仕事にやり甲斐や達成感というものを強く感じる事ができます。「電気」という身近な存在ですが、その源に携わる事が出来るという点で、日常では経験出来ない、ある意味特殊?な業種だと思います。
 発電所操業グループの一員として、発電所の操業に係る計画・検討業務を担当しています。この業務は、発電所に使用する燃料や薬品の受入、また、副産物として発生する廃棄物の処理先や有効活用など、時には具体的に計画・立案します。もちろん一人でする訳ではなく、グループ全体で検討します。

 実際の操業は刻一刻と変化するので、計画はほぼ毎日変更を余儀なくされますし、関係する取引先との打合せに追われる事もあります。気の抜けない状態もありますが、日々変化する電力需要に支障がないように、発電所の安定運転の一部を担っているものとして日々頑張っています。
 入社して初めて学んだ事は、ズバリ「お茶の入れ方」です…。半分冗談ですが、入社してすぐに、三交替勤務に配属されました。最初は右も左も解りませんし、三交替は男ばかりの職場ですから、先輩方が気持ちよく仕事ができるようにと、「いかに美味しいお茶やコーヒーを入れる事ができるか!」を学びました。もちろん、仕事もちゃんと教わります。現在は常昼にて業務を実施していますが、三交替勤務での経験を活かしながら現在の業務を担当できたことが良い経験となっています。


 入社して最初にうれしかった事としては、オペレータ教育で卒業試験(教育終了前にする恒例行事みたいです)をした際に、警報を出すことなくオペレータ操作ができたことです。もうひとつは、高卒だったこともあり、20歳の時に成人祝賀会で皆さんにお祝いして頂いたことです。とても感動しました。
 三交替勤務に入ったばかりの頃は、夜勤の経験はもちろん無かった(夜更かしの経験はありますけど。)ので、深夜に起きているという状況に慣れるのに苦労しましたし、正直、朝方にはウトウトしてしまいヒヤッとした経験も沢山あります。

 話は逸れてしまいますが、今までに失敗や苦労は沢山してきました。しかし、その都度、諸先輩方が助けてくださり、時には叱ってくれました。苦労や失敗をしてきた事で、社会人として、また、会社の一員として日々成長していると思います。
 会社が新日鐵鞄a構内にありますので、基本的に就業中は構内から出ません(時間的にも無理です…)そのせいもあってか、終業後や余暇は会社の事を忘れて羽を伸ばしています。

 趣味としては、車とか乗り物が好きなので、車いじりやモーターショー、航空ショーに行きますが、最近はご無沙汰です。でも、冬はやっぱりスノボーですね。逆に、球技が苦手なので、今はこれ以外に皆でワイワイできる趣味を開拓している最中です。

 就職は人生の中での大事な選択の一つだと思います。また、会社は人生の多くの時間を費やす場所だと思います。どの会社にするか、どのような人生を送りたいかを充分に考えて悩んでほしいと思います。私のように、興味本位で選んで良かった場合もありますが、その逆もあります。この興味を本物に変えるには、入社してからが大切だと思います。いずれにしても、ご家族やご友人など、自分を支えてくれた沢山の方とじっくり相談されると良いと思います。





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